心に残った医療の話
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特徴と変形性関節症の治療について

変形性関節症とは、加齢に伴って起きることが多い疾患です。

特に女性に発症することが多く、股関節や膝関節に起こりやすいです。

その症状とは、加齢に伴って、関節の軟骨がすり減ることで起こります。

軟骨は、関節の衝撃を和らげたり、関節の動きを滑らかにするものです。

それが、すり減ることで、関節の痛みが生じてきます。

発病の初期は、それほど自覚症状はありませんが、中期に差し掛かると、膝に水が溜まるなどの症状が出てきます。

日常生活でも、起き上がりや立ち上がりに困難になってくるなど、制限が生じるようになります。

進行期になると、歩くだけでも痛みが生じるなど、日常生活に大きく支障が出てきます。

この疾患には、治療方法は保存療法と、手術療法があります。

初期や中期では、運動療法や痛みに応じた対症療法を施し、症状が悪化しないように生活全般を見直します。

進行期になって、投薬や注射でも痛みがコントロールできない場合は、関節鏡や人工骨頭の置換といった手術を施すことで、治療を行います。

この病気は何もしなければ、症状が進行していきますので、早期受診が必要です。