心に残った医療の話
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大阪でも注目されている遺伝子癌治療

今までの癌治療は外科手術、化学療法、放射線療法が一般的で、いかにして癌に打ち勝つかが重要視されていました。

ただこれらの治療法は、癌の種類や進行状態によってあまり効果を発揮できなかったり、強い副作用がでるといったデメリットも少なくありません。

大阪でも今注目されている遺伝子癌治療は、癌の元になる遺伝子異常を改善し、がん細胞の増殖を抑えることができる画期的な治療法です。

ほとんどの癌細胞は、がん抑制遺伝子が正常に機能していません。

ここに遺伝子を正常に導く治療タンパク質を投与することで、がん細胞の増殖を抑制し根治へと導くことが可能になります。

遺伝子癌治療はがんの種類や進行状態を問わず効果を発揮しますから、手術や化学療法、放射線療法の弱点を補い効果を高めあうことも可能です。

遺伝子癌治療は入院の必要はなく、1時間程度の外来治療ですみます。

また変異を起こした細胞のみに作用するため正常な細胞には影響はなく、副作用がほとんどないのが特徴です。

また再発や末期の状態でも治療ができますし、苦痛のない点綴治療となっていますから、体力がない人でも安心して受けることができます。

基本的には毎週1回治療を6本行うという治療スケジュールで行いますから、日常生活をつづけながら治療を受けることができるのも大きなメリットとなっています。

ただ保険の適用外の治療のため治療費は高額になりますから、事前にしっかりとカウンセリングを受け納得したうえで治療を受けることをおすすめします。