心に残った医療の話
心に残った医療の話

白内障の原因の多くは、いわゆる老化現象

白内障はよく聞く病名ではありますが、人生100年時代・超高齢化社会に伴って加齢が原因になることが多い疾患なため、決して他人ごとではなくなってきています。

この加齢性白内障こそが一番多い原因であり老化現象のひとつなので、今後ますます避けることは困難になることが予測されます。

なんと初期ならば80歳以上の日本人は100パーセントの確率で、この病気をもっているのが現状。

進行したものでも67〜83パーセントという数字に、驚く人も多いです。

暗いと物が見えづらかったり、もやがかかったように視界がかすんだり、二重や三重に物がみえたりします。

また白なのに黄色みがかって見えたり、視力が下がるのも症状としてあること。

コンタクトレンズやメガネで視力が出なくなる、そして意外なところでは、それまでの老眼が、なおったように感じることもあるのです。

重症化してしまった状態よりも軽症の時の治療開始の方が良いので、上記のような症状があれば早めの受診がすすめられます。

手術によって鮮明な見え方を取り戻すことが可能なのが、この疾患であり受けることによるメリットも少なくありません。

そもそも近視など視力の問題を抱えていたケースでは、眼内レンズの埋め込みでそれらが改善し喜ばれます。

視覚から様々な情報を得ている私たちにとって、見えることで認知症リスクが減ることも大きいです。

痛みを感じずに手術も終わりますし、また元のようなクリアな視野が戻ることで喜びの声が大きい手術です。